デザイン&AI ワークフロー
【検証】AIを使うべき時、デザイナーを雇うべき時
Entifyデザインチーム著
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所要時間 5分
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5/1/2026
私たちはFigmaのモックアップを作成せずに、まったく同じテキストプロンプトを2つのAIツール(Claude Chatと新リリースのClaude Design)に与えました。モックアップが作れなかったからではなく、多くのスタートアップ創業者がデザイナーが社内にいない状態でスタートするからです。
プロダクトの開発において「このコンセプトは機能するかの検証」から「“これだ”と感じられるかの検証」へと移行した時に、デザイナーの存在が価値を持つ。
すべての創業者におすすめしたいワークフロー
プロダクト開発の初期段階から携わってきた経験に基づき、実践的なロードマップを作成しました。実践に基づいた、最新のツール環境に最適化された方法です。
実際にデザイナーが必要になるのはいつか?
AIは迅速なプロトタイピングと正確な開発・構築で最大の威力を発揮します。一方で、プロダクト固有の「手触り」やビジュアルアイデンティティを定義する中間フェーズこそ、人間のデザイン判断が最も重要になります。AIの代わりとしてではなく、AIと共に働くのです。
検証による結果
AIは明確なプロダクトブリーフさえあれば、ターゲットユーザーとユーザージャーニーを正確に理解し、ペインポイントを特定し、数分でプロトタイプを構築できます。これはAI以前には不可能なことでした。
AIにできないのは、「デザインの意図」を包括的に適用するということです。プロダクトの使用感を形作る無数の微細な決定の背後にある理由の積み重ねを捉えることはできません。これはAIの欠陥ではなく、まさにそれこそが人間のデザイナーが得意とする領域なのです。
実際の実験:AIツールを使ったアプリ開発
どちらのツールも、驚くほどのUX理解力を持ってブリーフ(指示書)を読み解きました。
これは創業者にとって重要です。明確なターゲットユーザーと具体的なペインポイントを記したブリーフを書けば、AIツールは驚くべき精度でそのUX意図に基づいて動作します。「一貫したUXロジックを持つプロトタイプを得るためだけにデザイナーが必要だった時代」は真に終わりを告げました
2つのツールの違い・分岐点
Claude ChatとClaude Designにはそれぞれ異なる強みがあり、その違いを理解することで、プロダクトの開発の時間とコストを大幅に節約できます。
AIツールにおける、プロダクトブリーフと実行のギャップ
Figmaのモックアップ はこの実験におけるベンチマークです。これは、AIで制作されたものではなく、人間が1から作った「デザイン意図のベンチマーク」です。ダイアルに数値リングがないのは、ユーザーがリアルタイムで変化を聞き取れるため(音がフィードバックであるため)です。ドロップダウンに枠線がないのは、線の視覚的重みが六角形チャンネルの空間リズムを壊してしまうからです。これらは偶然の産物ではなく、他のすべての要素を考慮しながら順序立ててなされた選択です。
AIはそうした決断の背景にある「理由」を知りません。指示を見て、何が一般的かを判断して実行します。それは多くの場合「正解」ですが、クオリティが価値の核となるプロダクトにおいては「多くの場合正しい」だけでは不十分です。


「クリーン vs 機能的」と「温かみがある vs 生き生きとしている」の間にあるそのギャップこそ、人間のデザイナーが大切にする領域です。
これは技術的なギャップではなく、「意図(デザインの意志)」のギャップです。
そしてその意図が、プロダクトにおける他のすべての決定を形作るのです。
実践における「プロダクトの手触り・感情」の真の意味
あらゆるプロダクトは、デザイナーの意図の有無にかかわらず、何らかの感情を生み出します。Notionは「整っていてわかりやすい」、Duolingoは「遊び心があり励まされる」、銀行アプリは「安全で信頼できる」と感じられるべきです。Lullは「スノードームを手にとったような感覚」を目指してデザインされました。一目で美しく、すぐ使い始められ、画面から常に新しい音が生まれてくる感覚です。
こうした判断は、1つの大きな決定から生まれるのではなく、一貫してなされる何百もの小さな選択の積み重ねから生まれます。エレメント間の余白、表示/非表示にする情報の選択、ボタンを押したときの応答、画面間の遷移の瞬間などです。AIは個々のタスクをうまく実行できますが、これらの小さな決定すべてを(特にそれが繊細な表現である場合)1つの調和のとれたデザインに昇華させることには苦戦します。そして、それこそが、人間のデザイナーが担う仕事なのです。
ご自身のプロダクトが「スノードーム」のような手触りを持ったとき、それは直感的にわかります。問題は、それをどのように作るかを知っている人物がチームにいるかどうかです。 entifydesign.com/our-works.